再生ファンドのシステム

再生ファンドのシステム

再生ファンドのシステム

中小企業向けの再生ファンドを設立する動きが躍動的になっているのですが、事業再生ファンドとは、信託や匿名組合などを通じて資金を集めて将来ある事業に投資し、再生を果たした後で企業価値を高め、そこから投資家が利益を得るという方法です。

 

基本的に、経営不振の企業に対して、金融機関やファンド会社が出資して株主となり、そして経営陣も送り込んで新たな再生計画を立てて、財務の内容を改善することになります。

 

企業価値が下がって安価になった企業の株を購入し、各計画案を使って再生させて、企業価値が高まったところで株を転売して大きな利益を得るのですが、投資ファンドと聞くと、バブルの崩壊後に経済状態などが悪化して活力なくした企業の所有不動産や経営権を安価で購入し、これを高価で売り抜けた外資系ハゲタカファンドなどを想像するために、良いイメージを持たない方もいると思います。

 

その代表とされるのが、破綻処理のために7兆円を超す公的資金つぎ込んだ日本長期信用銀行を、アメリカの投資会社が10置く円で購入した場合の例です。

 

不良債権だらけの同行を安く買叩き、再生した後に2300億円という高値で売り抜けたことから、単なる金もうけの道後として使われ他と言う印象が残ってしまいました。

 

事業再生の分野で求められるのは、このようなファンドではなく、債務超過に陥ってしまい、再生作業に着手した企業に再資金を提供し、のちのちは健全な企業に回復させるのが役割で、それぞれの3社が利害関係で結ばれる事を理想としています。

主な再生ファンドの仕組みは以下のようになります

1つは、ファンド運営会社は機関投資家から資金を徴収してファンドを形成して行き、集めた資金で再生を目指す企業に融資を行います。

 

金融機関が持っている企業の再建を買い取る方法と、株式の形で企業に資本金を出資するケースがあり、資本金を出資してもらった企業は、その資金で企業に出入りする資金の量を立て直し、金融機関への返済を進めます。

 

運営会社は企業の経営に参加し、金融機関から債権を買い取った場合は、企業の収益から投資額以上を回収し、投資家に配当金を払います。

 

そして、株式を取得した場合は、企業が再生した後に、上場して資本利得を得るか、または株式を購入時よりも高い金額で売却し、投資家に配当金を払うことになります。