債務超過

債務超過

債務超過

企業が債務超過に陥っており、その債務を圧縮する方法として、債権放棄があげられ、大手百貨店など、大企業の再生の場合には必ず、金融機関が数億円の債権放棄と言うようなNewsがメディアを通して放送される事がありました。

 

金融機関にとって社会的に影響が大きいとみなした企業に関して、関連企業との取引もなくなってしまうことから、破綻させないように止むを得ずとった処置なのです。

 

一方の中小企業の場合は、金融機関は簡単に債権を放棄してくれませんし、経営責任を明確にするために、回収額が少ないと分かっていても法的処置をとってきますし、債権を放棄する条件として経営責任が追及されることや、債務免除益への課税もあるので、債務者にとって望ましい結果が必ず得られるわけではないのです。

 

これらの解消法として、DESがありまして、これは債務の株式化と呼ばれる方法で、債務の一部を株式に交換し、貸借対照表の負債の部にある債務を、資本の部に移す技です。

 

この良いところは、債務超過が解消されて、資本が充実し利息負担が軽くなる事ですね。 債権者にとっての利点は、債権を株式として保有するので、企業が再生を果たしたときに株式を売却して資本利得がある点で、債権放棄に比べれば条件としては悪く無いと思います。

DIPファイナンス

DIPファイナンスとは、占有継続債権者という意味で、日本では民事再生法や会社更生手続きを申し立てた企業に対しての融資を示し、アメリカでは一般的な方法で、連邦倒産法との手続きに入った企業に対する融資のことです。

 

民事再生を申請した企業は、申立した直後から運転資金が底をついてしまう場合が多く、再生計画も資金難から遂行できなくなり、倒産に追い込まれることがあります。

 

そんなときに、DIPファイナンスを活用して、繋ぎ資金を調達して事業を継続させる必要性が生じます。 DIPファイナンスは、再生計画の認可が決定する前に融資するケースと、認可された後に融資する2種類があり、認可される前だと裁判所が介入する前の段階なので、企業から提出される決算書などの資料の透明性に欠けている理由から、嫌われている傾向があります。

 

認可された後だと法的処置が決定して買い番署の管轄となりますし、金融機関が指定した人物が経営者や役員についていることもあるので、融資しやすい条件が整っています。