再生ファンドのメリット

再生ファンドのメリット

再生ファンドのメリット

債務者主導型再生ファンドと呼ばれる物には、さまざまな利点があり、不動産を買い戻す権利を得ることが出来るのですが、債務者が自宅を守りたいときは、任意売却とセール・アンド・リースバックの計画を利用し、再生ファンドに一度不動産を売却し、その代金を返済に充てることで、金融機関に抵当金を抹消してもらいます。

 

債務者は、再生を果たしたあと、3年から7年後に不動産を買い戻すことが出来るのですが、買い取るときの水準は、そのときの実勢価格で決まります。

 

不動産を買い戻さないという選択もできますが、その場合は再生ファンド運営会社が、第三者に物件を売却するようになります。

 

また、再生途上の債務者は、再生ファンド運営会社に家賃を払いながらその物件を利用することができ、形式的には不動産の所有権は再生ファンドの手に渡りますが、実際には、そのまま自宅に家族と住み続けることが出来るようになりますし、自宅だけではなく、事業所や工場も同じで、再生過程であっても、事業に支障を招くことなく営業できるので、取引先や顧客の信用を失う事はありません。

 

債務超過で苦しんでいる債務者は、賃貸物件の手入れにまで手がまわらないのが現実で、その結果として物件が劣化することや空室が続く事態に陥り、物件価値は低下してしまいますが、再生ファンドがこの物件を所有すれば、収益率を上げるために管理を行うので、物件の価値を維持することができます。

 

将来的には、優良な収益不動産になった物件を再生ファンドから買い戻すことが出来るのです。

不動産管理の委託

都内の住宅地に住む代表兼経営者は、地価下落のあおりを受けて、所有するファミリータイプのマンションが債務超過に陥り、再生ファンド運営会社に不動産処理の相談に行き、このまま返済が滞ることがあれば、金融機関は競売の手続きに入るので、マンションを手放すことになります。

 

マンションの最上階に自宅を持っているとすれば、収益不動産がなくなるだけでなく、自宅も手放すことになりますが、このまま住み続けたいと望んでいるため、再生ファンドを使って再生を企てることにすると、再生ファンド運営会社は、マンションの実勢価値を調べ、その価値を金融機関に提示して任意売却の交渉を行うことになります。

 

それで合意が得ることが出来れば、マンションを再生ファンド運営会社に売却し、今度は貸借人として住み続けることができます。

 

また、マンションの資産価値が落ちないように修理などをお子なることや、空室が出ないように貸借人を募集するなどの仕事を、経営者が引き受けることで、手数料収入が得られます。