経営者にとって資金繰りとは

経営者にとって資金繰りとは

経営者にとって資金繰りとは

会社を健全に経営して行く上で、もっとも大切な事は、経営者がしっかりと資金繰り管理を行なうことは経営者の一番の大切な仕事といっても過言ではありません。
資金繰りとは、家計で例えると、やりくりといったところでしょうか。

 

ここでいう資金とは、現金や有価証券、預金などで、すぐに支払いに使うことが出来るものを指します。

 

同じ預金でも、定期預金はすぐに解約出来ないので、資金には含まれません。その他、不動産も資金にはなりません。

 

経営者は資金繰りにおいて、仕入れや支払いのための現金、社員の給与、取引先の売掛金の回収など、お金の出入金のタイミングをはかり、スムーズな支払い業務を行なわなければなりません。

 

もし、支払い時に現金がなかった場合には、借入れをして資金を調達しなければなりません。この作業が上手くいかないと、不渡りを出してしまったり、倒産の危機に陥ったりしてしまうのです。そうなってしまうと、会社の信用は著しく失墜してしまいます。会社の信用は即、経営に悪影響を及ぼすことになるでしょう。経営者にとって、資金繰りとは重要な会社業務なのです。

 

会社の存続、発展において重要な資金繰りを、会計担当者や営業担当者に任せきりにしていませんか。または会計士や顧問税理士に任せているから安心と思ってはいませんか。彼らは決して資金繰りのプロではないのです。

 

税理士は会社の納税を円滑に行なえるように、任務をおこなっているだけです。
依頼先の会社の経営が悪化しても、経営においてのアドバイスをすることはないでしょう。また、その資金繰り支援専門知識を持っているのは稀だと思います。

 

よって、資金繰りに心底、真剣に取り組めるのは経営者だけと思ってよいでしょう。

黒字倒産

経営者が資金繰りに目をそむけたり、他人任せにしたりしていると、お金の動きが分からなくなり、儲かっているはずなのに、資金が足りなくなって、黒字倒産といった状態にもなりかねないのです。

 

順調に成長を遂げている会社で、決算上は黒字であるにもかかわらず、キャシュフローが毎月末に怪しくなるケースは少なくないのです。例えば、支払い日やボーナス支給日に、経営者自身が自腹を切って会社に貸し付けたりして急場を凌いでいる場合もあるのです。

 

内部保留に常に余裕を持って経営して行くのが基本だと分かっていても、些細な営業上のトラブルで資金繰りが行き詰まってしまうことは大いにあり得るのです。

 

今まで順調であったがゆえに、資金繰りの悪化を想定外のことと捉えてしまい、対処方法に困ってしまう経営者であってはならないのです。

 

そのためにも、経営者は日頃から資金繰りに取り組み、出来るだけ余裕資金を作っておく必要があるのです。資金に余裕を作れない場合は、コスト削減や経営方針の転換、リストラなどを行い、経営を健全化して行く必要があります。
経営者は会社の健全な経営はもとより、会社を倒産させないことを念頭においておかなくてはなりません。会社を倒産させないために、優秀な社員を雇い営業利益を上げ、報酬を支払うのです。そして、不測の事態に備えて、様々な準備をしておくこと、考えておくことが、経営者の責任と言えるでしょう。

 

資金繰りに苦しむ中小企業の経営者に共通する考え方のひとつに、お金は後からついてくると思っているところがあります。しかし、これでは資金繰りの綱渡りといった状態になってしまう危険性が大きいのです。後からお金が入っても、必要な時にお金がなければ、会社は倒産してしまいます。

 

資金繰りにおいては、出て行くお金を出来るだけ最小限に遅くすること。入ってくるお金は、出来るだけ最大限に早くすること。この流れを基本に経営者自身が管理していくことが大切と言えます。

 

経営者は社員の管理、組織の管理と共に、営業活動の原動力とも言える、資金繰り管理を行なう必要があります。経営者自ら、資金繰り表を作成して、営業活動のための資金が適正であるか、売掛金の回収はきちんと行なわれているか、過剰な在庫を抱えて保管費が掛かりすぎていないかなど、様々な事柄に気を配る必要があります。

 

経営者が分析と管理を行なうことで、スムーズな資金繰りが行なわれ、会社の健全な経営、発展に繋がっていくのです。

 

営業で売り上げが順調に伸びていても、取引先が信頼性の低い会社であった場合、売掛金の回収に問題が生じる可能性もあります。経営者は、常にその取引が安全であるかどうかを考えて、社員達に指針をしなければなりません。

 

そのためにも、与信管理を徹底する必要があります。経営者は取引先の経営状態を的確に掴み、最悪の状態をも想定しながら、取引を進めていかなくては、大きなダメージを受けてしまうこともあるのです。想定外のダメージを受けた場合、ともすれば連鎖倒産といった事態を引き起こしてしまうかも知れないのです。

 

取引先の経営状態を把握する与信管理は、経営者にとって、とても重要で、資金繰りに大きな影響を及ぼすものなのです。

 

経営者には、常にお金の流れを把握して、適切な対応と素早い行動が求められるのです。資金繰りが怪しくなった場合には、金融機関に融資の条件変更などのリスケジュールを申し出るのも、経営者の役割と言えるでしょう。